プレスリリース

ダイセル・エボニックのPEEK樹脂ベスタキープ 国産の高速液体クロマトグラフィー用のカラム管に採用 日本初、射出成形により生産性を大幅に向上

2018年07月05日

  • ベスタキープ®製高速液体クロマトグラフィー用のカラム管とベスタキープ製フリット
  • 高圧用高速液体クロマトグラフィー用のカラム管 ※内層はベスタキープ

 

 

- 汚染物質を溶出しないベスタキープによる金属代替

- ベスタキープ の優れた耐薬品性と機械的強度

- 射出成形による高い生産性を実現 

 

ダイセル・エボニック株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:アンドレ・ノッペ)のPEEK樹脂「ベスタキープ」が、株式会社ケミテス(本社:東京都青梅市、代表取締役:関口陽子)の高機能プラスチック製高速液体クロマトグラフィー用のカラム管に採用されました。

高速液体クロマトグラフィーの分析技術の向上により、従来のステンレススチール製カラムからわずかに溶出する金属イオンやカラム管への成分の吸着が問題視されるようになりました。 PEEK樹脂ベスタキープ製のカラムを使用することにより、このような汚染を防ぐことが可能です。

加えて、PEEK樹脂ベスタキープ製のカラムは、測定中に35MPaという高圧の有機溶媒が通過してもカラム本体が変形しない高い剛性を保持します。 従来のPEEK製カラムは押出成形後に切削工程を経て製造されていましたが、このたびベスタキープを用い射出成形することにより、大幅な生産性の向上を実現しています。

また、100MPaの超高圧タイプのカラム用には、ボディの外層に金属、内層にベスタキープⓇを使用することにより、金属とカラム内部の物質が直接接触するのを防ぎます。

対象となる物質中に含まれる各成分を分離し、含有量又は含有比率を知ることが可能なクロマトグラフィーは、医薬、食品、環境、化学、輸送機器などあらゆる分野で広く使用されています。 ダイセル・エボニックはこれからも精度の高い次世代分析技術に対応し、高機能樹脂にて貢献していきます。