プレスリリース

ダイセル・エボニックのPEEK樹脂 ベスタキープⓇ-J 世界初、ツバキ山久チエインの世界最小ピッチ、 オールPEEK製プラモジュラーチェ-ンに採用

2017年04月03日

  • 全てPEEK樹脂「ベスタキープ-J」で製造された 世界最小ピッチのプラモジュラーチェーン
  • PEEK樹脂「ベスタキープ-J」

 

 ダイセル・エボニック株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:アンドレ・ノッペ)のPEEK樹脂「ベスタキープ-J」が、ツバキ山久チエイン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:大森 謙)で世界初のすべてPEEK樹脂で製造された世界最小ピッチ(4.5mm)のプラスチックモジュラーチェーンに採用されました。 

従来、PEEK製プラモジュラーチェーンをつなぐピン材には金属が使用されてきました。 このオールPEEK製プラモジュラーチェーンには、リンク材だけでなく、ピン材にも高い剛性を誇るベスタキープⓇ-Jが採用され、今まで以上の軽量化を実現しています。 
また、金属が使われていないため、搬送中の製品や、食品等の金属混入の検査工程における金属探知機での使用が可能になり、様々な生活用品や食品などの安全性向上にも貢献します。

フッ素が配合されたピン材のベスタキープ-Jは、より高い摺動性を発揮し、駆動時に静粛性を必要とする環境下での使用に適しています。 加えて、潤滑剤も不要になるため、ドライかつクリーンな環境を実現します。

ベスタキープ-Jは、その高強度、高摺動、高耐熱性に加え、高い耐薬品性と低いアウトガス性を利用し、スチームを利用した調理器具や香りを必要とする商品の製造工程への応用の他に、半導体製造装置、医薬品製造工程、原子力関連分野などの多様な搬送用チェーンに応用することが可能です。

 ダイセル・エボニックでは、一層の信頼度向上を目指し、今後も引き続き、お客様へのきめ細かな技術サポートを行ってまいります。

*PEEKはポリエーテルエーテルケトン(Polyether Ether Ketone)を表す正式略称です(ISO1043)。

 ダイセル・エボニックは高機能プラスチック展2017に出展いたします。

会期:2017年4月5日(水)~7日(金) 10:00-18:00(7日は17:00まで)

場所:東京ビッグサイト  ブース:東6ホール 22‐34